ロマンスがいっぱい
かつて、私の愛読書はかたいかたい歴史小説でした。宮城谷正光先生の作品はほぼコンプリートしていました。
中国の歴史は面白いけれど、中国の人の感性は私は嫌いだとしみじみ痛感しつつ、面白いと思って日々熱中していました。
ところが。ふとしたことから読んだハーレクインコミックス。Yahoo!のサイトで50P無料立ち読みできるから、「けっくだらん」と思いつつ読んで・・・はまりました。
続きが読みたい!最後まで読みたい!
もちろん、50Pでもういらないと思うつまらないものも山ほどあり、お金を出しても読みたい!買ったかいがあった!というものは少ないのですが、何しろ一万冊はあるんじゃないだろうか??と思うほど、尽きない作品数の多さが光ります。
電子書籍を当時はいきなり購入する根性がなくて、私が駆け込んだのはブックオフ。ブックオフは古いものから蔵書数が多く、100円で買えるものも少なくないうえ、セールの時は50円、80円で買えるときもあり、電子書籍と違っていつでもほしい本があるわけではないのですが、足しげく通っているうちに手に入ることもあるし、最後まで立ち読みもできるので、「なんだつまらん、買うのはやめよう」と取捨選択も可能です。
コミックスで面白いもの・コミックスでは端折りすぎて面白くないものから、原作も併せて読むと、漫画家さんの力量やアレンジ、コミック化に合わせて端折ったもったいないエピソードが話を膨らませてくれます。
最終的に、気に入った作品については、コミックス、コミックスと原作小説の両方、原作小説のみ、紙のときも電子書籍の時もありますが、それぞれのパターンで保存してあり、特に気に入ったものは20回以上読んでいるものも。
息子曰く、「お母さんのエロ本」は、当初買うのも恥ずかしかったし、本棚に並ぶのもつらかったのですが、なれとは恐ろしいものです。今やそこの主のような顔をしています。悲しいことに、山ほど読んでいて、山ほど似たタイトルがあって、つまらないと二回読むのも面倒くさいので、すぐに売り払ってしまうためか、読んだことを忘れてまた買ってきて、「やっぱ読んだ。やっぱつまらん」と嘆くこともしばしばです。
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最近、電子書籍の普及に伴い、同じ匂いのするオクサマが同じ本棚に鎮座されているのに出会うことが多くなりました。
年配の奥様もおられて、私と同じミスをしばしばするのでしょう。読んだと思しきタイトルをすべて書き出したメモを片手に、タイトルが重複していないかしっかり確認している方もいらっしゃいます。
よく知らない方はそんなことはないだろうと思われるかもしれませんが、例えば「愛あればこそ」という本を買いたい場合、「愛があれば」「愛すればこそ」「愛があればこそ」を選ばずに、自分が欲しい本を選ばなくてはなりません。うろ覚えのタイトルを探すと、裏のあらすじを確認しても違う話を買ってきてしまいます。
「どれもおんなじなのに、よく読めるね」と息子や夫はいつも笑いますが、どれも少しずつ味付けが違います。現代ものもあれば歴史ものもあり、主人公はほとんど女性ですが、性格も育った環境も、考え方も違うため、違った話に発展します。
ハーレクインを読んでいて、唯一自慢できることと言えば、ハーレクインがイギリス発祥のため、イギリスが物語の舞台のことが多く、英国史・風俗史にかなり詳しくなることです。ヨーロッパの歴史にも詳しくなりました。爵位継承のよくあるトラブルなど、知っていても現代生活には何の役にも立ちませんが、やたら詳しくなります。
ハーレクインの良さは、どんなどん底のヒロインも、最後はハッピーエンドにたどり着くため、後味が悪くないのが最大の特徴です。
読後感がさわやかであれば、また読み直そうという気にもなります。
はあ?なめとんのか?と言いたくなるような展開のものもありますが、それは一度読めば十分です。
ヒロインとともに涙したり、悔しく思ったり、辛かったりしながら、最後は笑えるのがはまる原因ではないかと思っています。
おかげであんなに好きだったかたいかたい歴史小説は全く読めなくなり、ハリーポッターに代表されるヤングアダルト系のファンタジー小説も読むのがつらくなってきました。
好みは時代とともに変化するようです。今は頭の中はロマンスでいっぱいです。
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