「痔の手術をしたお話」

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「痔の手術をしたお話」

私は6年前に痔の手術をしました。震災のあった年です。その年の7月に私の子供の頃からの持病の痔が出ました。数年ごとに痔にはなっていたので、またかと思ったのですが、その時はいつもと違う感じでした。

肛門が熱いという感じでした。いつもはただ痛いだけだったのですが。いつもは指で確認するだけで、鏡で見た事はなかったのですが、その時は鏡で見てみました。ちょっと驚きました。これはまずいと思いました。

たぶん、それまでの痔は、小指の先ぐらいのかわいいのがピョコンと出ているだけだったと思います。ですがその時の痔は、モンスターというか、赤くて結構な大きさの物が出ていました。形もグロテスクでした。

仕事は休まず行きました。でも痛いので、一緒に働いているパートさんに、痔の事を言いました。そうしたら、近くの病院の名前を教えてくれました。その時は痔で病院に行った事がなかったので、行く気はありませんでした。

その後、なかなか治らないので、インターネットで教えてもらった病院のサイトを見たら、ドイツで痔の手術の勉強をしてきた先生がいて、日帰りで手術をしてくれると書いてありました。その時は自分が手術するほどひどいとは思ってなかったのですが、そんなに腕のいい先生なら見てもらおうかな?と思いました。

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そして思い切って病院に行きました。肛門科の他にも内科などもやっているけれど、痔の手術の得意な先生の病院だけあって、ドーナツ型のクッションが目立ちました。私の番が来ました。緊張です。ベッドに横向きに寝て、お尻を出して見てもらいました。カメラをお尻の穴の中から奥に入れて行きます。

モニターで私も見ました。先生の説明だと、痔を何度も繰り返して、20年ほど経つと腸がだんだん伸びて肛門の外まで出てしまうので手術して切らなければならないという事でした。私は、そうかだから今までと全然違うグロテスクなのが出たのだと思いました。今までは肛門の内側の部分がちょっと飛び出しただけだったけど、今回は伸びた腸が出たのです。

先生は「これは痛いですね」「痛いのはヤだから治しましょう」と、とても元気でした。痔を治すのが得意だし、とてもやりがいを感じているようでした。手術の日程を決めて、いろいろ同意書とか説明書とかをもらって帰りました。

説明を受けている間もあまり気が進まないのに、先生がどんどん進めて行く感じでした。おもしろいのは他の病気と違って、手術を受ける事になった人(特に男性)の独特な暗さです。そこまで恐い病気ではないから、ちょっと滑稽です。でも受ける人は本気で恐くてすごくシリアスな感じで「よろしくお願いします。」

とうつむいて悲劇の主人公という感じで言っているのでおもしろいです。女性より男性の方が深刻な表情をしている印象を受けました。そして男性の方がかなりひどくなってから病院に来ているように見えました。座り方を見てそう思いました。

手術の日まではずっと緊張していました。当日は特に緊張しました。手術が午後だったので、午前中は暗かったです。そして時間になり病院に行きました。私と入れ替わりに手術を終えて帰る女性がいました。旦那さんが来ていて一緒に帰ったのを見て、私は一人なので不安になりました。そして、いよいよ手術です。

ベッドの上にうつ伏せに寝て、麻酔の注射です。腰の辺りに打ちました。ちょうど尾てい骨の所です。違和感はあったけど、そこまで痛くはなかったです。麻酔が効いてくると、ぶるぶるっと身震いが起きます。私は恐くて震えていると思われたらいやだなあと思いました。ベッドに顔を出す穴がなくて疲れました。顔を横に向けていなければいけないので、首が疲れて時々向きを変えていました。

いよいよ手術です。先生が来ました。すごく恐かったです。麻酔が効いていても少しは痛いのではないかと不安でした。先生は察したみたいで、「大丈夫ですよ。痛いようなら追加で麻酔を打ちますからね。」と言ってくれたので安心しました。見えないけど、空気の音がすごくしていました。

たぶん肛門に空気を入れて膨らませて切っているのではないかと思いました。大腸がんの検査の人も隣のベッドで同じように肛門に空気を入れて見てもらっているようでした。無事に手術が終わり、違うベッドに移り横になって休んでいました。下半身に麻酔をかけたので、トイレでちゃんとおしっこが出せたら帰れます。

私は早く帰りたかたです。何とかおしっこも出て帰れました。夜寝る時に、年取った愛犬がいつになく私の足の間に入ってきて股の所で丸くなって寝ました。心配してくれたのかな?その後2か月ほど病院に通い完治しました。

飲み薬はいいけど座薬を入れるのが恐かったです。大便をするのも恐かったです。震災の年だったので、手術中に地震が起きたらいやだなあと思っていました。治って良かったです。費用は4万円ぐらいでした。

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